自己破産者の傾向
近年、自己破産者が急増しています。
その背景には、就業形態の多様化や、不透明な経済状況なども原因に
挙げられるでしょう。しかし、そうしたことから自己破産に陥ってしまう人の
背景は、また複雑なものがあります。
日本弁護士連合会の消費者問題対策委員会によってまとめられた
2000年の破産記録全国調査から、自己破産者の傾向がわかってきました。
・自己破産者の傾向とは?
年齢では、30~50歳代が最も多く73%で、3人以上の家族構成が58%です。
職業は、サラリーマンが38%ですが、無職が25%と多く、雇用状況の改善が
まだまだということがわかります。
住まいに関しては、持ち家でない人が74%にのぼり、最終学歴が高卒以下
が78%であって、月収が20万以下の人が79%になります。
このことから自己破産を行なう人の傾向としては、低学歴であるために、
不況になってしまうと一番にしわ寄せがきてしまい、どうしても不安定な
職種に就かざるを得ない状況に陥ってしまい、よって、所得も低いという
ケース多いことがわかってきます。
・不安定ゆえに高金利、低融資
消費者金融各社としても、そういった人の融資額は必然的に抑えられ、
しかしながら金利は高くというパターンになってしまいます。持ち家率も
低いことから、担保によっての金利引き下げも難しいです。
結局、低収入の人がお金を借りに行く場合、消費者金融はもとより、各種
金融機関から低金利で借入れを行なうということは困難であることが想像に
かたくないはずです。
だからと言って、消費者金融や、各種金融機関が低利で貸付を行なうことは、
経営上難しいことでもありますし、公的機関としても、あまり窓口を広げて
してしまうと、今度は赤字になることも十分に考えられ、そうすると、その
赤字は税金で賄われることになりますので、そうすると、今度は一般市民が
不利益を被ることになりますので、現状として窓口を広げることは厳しいのです。